![[tips][Mac][HDD] WindowsでNTFSフォーマットしたHDDをMacで書き込み可能にする方法](https://casualdevelopers.com/wp-content/uploads/2015/10/hard-159264_1280-700x300.png)
WindowsからMacに乗り換えると、いろいろな問題に遭遇します。Enterでファイル名が変わることにまず驚き、実行ファイルはApplicationフォルダに置かないと動かないルールに驚きます。そして、やっとの思いでMacの使い方に慣れた頃、旅行で撮影した写真や動画をMacから昔Windowsで使っていた外付けHDDに移動しようとした時に、悲劇が起こるのです。そう、WindowsでNTFSフォーマットしたHDDにMacで書き込みができないのです。Oh, my god!!
こんな時、Macでフォーマットし直すなんて馬鹿げたことはお断りな方に向けて、NTFSフォーマットしたHDDをMacで書き込めるようにする方法を紹介します。
前提として、homebrewとhomebrew-caskがインストールされているものとします。(Macを使う以上は必須ですね。)
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1. 「FUSE for OS X」をインストールする
「FUSE for OS X」はMacにサードバーティ製のファイルシステムを追加できるようにするためのアプリです。
$ brew cask install osxfuse
2. 「NTFS-3G for Mac OS X」をインストールする
「NTFS-3G for Mac OS X」は、「FUSE for OS X」がインストールされていることを前提として、MacにNTFSのファイルシステムを使用可能にするアプリです。
$ brew install homebrew/fuse/ntfs-3g
3. 「NTFS-3G for Mac OS X」を設定する
以下のようにして「NTFS-3G for Mac OS X」でマウントするようにシンボリックリンクを変更しましょう。再起動を2回しますが、我慢してください。
$ sudo nvram boot-args="rootless=0" $ sudo reboot $ sudo mv /sbin/mount_ntfs /sbin/mount_ntfs.original $ sudo ln -s /usr/local/sbin/mount_ntfs /sbin/mount_ntfs $ sudo nvram boot-args="rootless=1" $ sudo reboot
コマンドに関して少し補足すると、OS X 10.11以降ではroot権限であっても「/usr」や「/sbin」、「/System」などに新しいファイルやフォルダを作成することができないため、nvramコマンドを使用して一時的にその制約を解除しています。「sudo nvram boot-args=“rootless=0″」で解除し、「sudo nvram boot-args=”rootless=1″」で戻しています。
以上で、WindowsでNTFSフォーマットしたHDDに書き込みができるようになりました。
4. アンインストール方法
最後に、念のためのアンインストール方法も記載します。今までやってきたことを逆に行えばアンインストールできます。
$ sudo nvram boot-args="rootless=0" $ sudo reboot $ sudo rm /sbin/mount_ntfs $ sudo mv /sbin/mount_ntfs.original /sbin/mount_ntfs $ sudo nvram boot-args="rootless=1" $ sudo reboot $ brew uninstall ntfs-3g $ brew cask uninstall osxfuse
これで昔のHDDもそのまま使えるようになりました。もしMacからWindowsに戻ったら同じトラップがありそうですね。
<環境>
OS : OS X EI Capitan 10.11.1
homebrew : 0.9.5


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