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2018年5月18日 By KD コメントを書く

バンクーバー留学豆知識:日帰りでビザを切り替える方法 – フラッグポール(Flag Pole)

バンクーバー留学豆知識:日帰りでビザを切り替える方法 – フラッグポール(Flag Pole)

カナダに長期で滞在するためにポピュラーな方法として、観光ビザや学生ビザで入国し、ワーホリビザに切り替えるという方法があります。ワーホリビザに切り替えるには一度カナダを出国し、他の国から再入国する必要があるのですが、バンクーバーではこれが日帰りでできます。今回はフラッグポール(Flag Pole)の方法を紹介します。

はじめに

カナダに滞在するにはビザが必要です。働かずに半年滞在する場合であれば、eTA(電子渡航認証)だけで簡単に滞在できます。ただし、半年以上滞在したかったり、働きながら滞在したい場合はビザの切り替えが必要です。今回は、私も実際にやった方法で、観光ビザ(または学生ビザ)で入国し、ワーホリビザに日帰りで切り替える方法を紹介します。

フラッグポール(Flag Pole)とは?

フラッグポール(Flag Pole)とは、ビザ切り替えだけを目的として国境を跨いで出国して入国する事です。自分もいざビザ切り替えしようと思うまではこの言葉は知りませんでしたが、観光ビザまたは学生ビザからワーホリビザに日帰りで切り替える唯一の方法なので、一年以上カナダに滞在したい人は覚えておきましょう。

フラッグポール(Flag Pole)の方法

今回は実際に私が行った方法を紹介します。

やり方

カナダのバンクーバーのダウンタウンにあるWaterfront駅からスタートして、アメリカのポイント・ロバーツに行って、日帰りでビザ切り替えをします。

手続きに必要なもの

以下が手続きに必要になるので、忘れずに準備しましょう。

  • パスポート
  • 許可証(ワーホリが受理された時にカナダ政府から受け取るバーコード入りで有効期限の書かれている紙)
  • 学生証(学生ビザから切り替える場合のみ)

私の場合は観光ビザからワーホリビザに切り替えたのですが、本当にパスポートと許可証だけで大丈夫でした。アメリカに行ったことがある人ならESTAの取得が必要では?と思うかもしれませんが、不要です。

また、ルートは電車とバスを使って行くので、Compass Cardは事前に購入してチャージまたはマンスリーパスにしておきましょう。バンクーバーで生活していれば普通は持っているので大丈夫だとは思いますが、念のため。

行き方

Waterfront駅からカナダ・ラインでBridgeport駅まで行き、バスでWB 1 Ave FS 56 Stのバス停まで行きます。あるいは、SB 54 St NS 2 Aveのバス停で降りても良いでしょう。その場合はディーフェンバカー・パークを横断して56 Streetまで移動する必要があります。参考ですが、このバスは日本の観光バスのようになっているので、椅子がいつものバスよりフカフカで寝れます。長い道のりなのでゆっくりしましょう。

バス停を降りたら、56 Streetをまっすぐ歩いていけば、ポイント・ロバーツにたどり着きます。

日帰りの所要時間

一日の所要時間の目安ですが、往復で6時間程度を見ておけば十分でしょう。実際はもっと早く終わることが多いと思いますが、バスの遅れや待ち時間が意外とかかるので、時間には余裕を持っておきましょう。帰宅できなくなったら大変ですからね。

手続きのルート

56 Streetをまっすぐと歩いて行くと、以下のようにカナダのゲートとアメリカのゲートが見えてきます。この道は歩道が狭いので、歩く時は気をつけて下さい。

Flagpole

写真だと分かり辛いので、私の記憶を元にざっと図にしたものが以下です。

Flagpole fig

手続きの手順は以下になります。

  • ① アメリカゲートに入り、出国手続きをする
  • ② カナダのゲートの窓口に行き、質問に答える
  • ③ カナダのゲートに入り、イミグレーション(入国検査)の手続きをして、ワーホリのビザを発行してもらう

まず①のルートで、56 Streetをそのまま歩いて行くと、アメリカのゲートの窓口が見えてきます。車の人はそのまま窓口で手続をするようなのですが、歩行者はそのままアメリカゲートの中に入ります。私の場合は、窓口くらいで少し待っていたら「中に入って良いよ」と窓口の人に言われたので、そのままアメリカのゲートに入った感じです。中に入ったら順番に呼ばれて、来た目的を聞かれるので、「Flag poleしに来ました」と言えばOKです。まあ、ゲートの人も馬鹿じゃないので、パスポートとカナダの許可証を見せれば普通に何しに来たか分かります。「カナダのビザであってるよね?」みたいな確認はありました。すると、紙に名前と誕生日を書くように言われるので記入します。すると、パスポートとの確認が行われ、その紙にFlag poleと書いてもらえば終了です。日本人だと分かると日本語で「こんにちは」と挨拶をされるのですが、これはおそらく日本人であることを確認するために行っているものと思われるので、少し反応した方が良い気がします。待ち時間を除いて5分程度でこの手続きは終わります。

次は②のルートです。アメリカゲートで貰ったFlag poleと書かれて紙を持ってカナダゲートに向かいます。車と歩行者で通る場所が同じなので、向かう時は気を付けて下さい。歩行者がいれば車の人は待ってくれます。カナダの窓口では、パスポートを渡して、質問に答えます。質問は入国の目的と、大金と武器の所持に関するものです。普通にFlag poleであることを伝え、大金は持っておらず、銃やナイフといった武器は何も持っていない事を答えればOKです。特に荷物の検査などはありませんでした。すると、雑な印の付いた紙がもらえます。

最後に③のルートです。これでやっとカナダのゲートに入ります。今持っているものは、パスポート、許可証、アメリカのゲートで貰ったFlag poleと書かれた紙、カナダの窓口で貰った紙です。これらをカナダのゲートの人に渡して、また質問に答えます。目的と職業を聞かれるので、「英語を勉強したり、観光したり、働いたりする予定で、カナダの仕事はまだ決まっていません。」みたいに答えれば問題無いでしょう。15分程度で名前が呼ばれるので、その場でワーホリのビザを受け取ることができます。ビザを受け取ったら有効期限をしっかりと確認しましょう。「何か質問はありますか?」と聞かれるので、必要であればいろいろ聞いてみてもよいでしょう。アメリカのゲートは少しピリピリしていますが、カナダのゲートは割りと穏やかな雰囲気なので、いろいろ答えてくれそうな気がします。

アメリカゲートに行ってカナダゲートでワーホリビザをもらうまでの手続きの所要時間は30分程度でしょうか。日本の市役所で何か手続きをするよりも早いですね。

私は月曜日に行ったのですが、私を含めて三人しかいなかった(車で来ている人は沢山います)ので、スムーズに手続きが終わりました。土日もやっていますが、時間がある人は平日に行くほうが混んでいないのでおすすめです。

最後に

いかがでしたか?これでバンクーバーで日帰りでビザを切り替える方法が分かったと思います。長期でバンクーバーに滞在したい人はぜひ参考にしてみて下さい。アメリカまで行くのかと思うと心配になりますが、実際は小旅行みたいな気軽な感じで行けますよ。では。

カテゴリ : 海外留学 タグ : flagpole, vancouver, visa

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About Author

KD

世界を旅し日本を愛するエンジニア。大学でコンピュータサイエンスの楽しさを学び、日本の大手IT企業で働く中で、新しい技術やスケールするビジネスが北米にある事に気づく。世界に挑戦するための最大の壁が英語であったため、フィリピン留学およびカナダ留学を経て英語を上達させた。現在は日本在住でエンジニアとして働きつつ、次の挑戦に備えて世界の動向を注視している。挑戦に終わりはない。このブログでは、エンジニアやデザイナー向けの技術情報から、海外に留学したい人向けの留学情報、海外に興味がある人向けの海外旅行情報など、有益な情報を提供しています。

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