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2018年6月22日 By KD コメントを書く

SpringBootでDevToolsを使ってライブリロードする設定方法(IntelliJ編)

SpringBootでDevToolsを使ってライブリロードする設定方法(IntelliJ編)

JavaでWebアプリケーション開発をする場合、SpringBootを選択することはスタンダードとなりました。今回はSpringBootでWebアプリケーションを開発する場合にライブリロードを実現するDevToolsの使い方を紹介します。

はじめに

Webアプリケーションの開発ではリアルタイムでソースコードの変更を感知してブラウザを更新する機能であるライブリロードは必須です。今どきソースコードを変更してからローカルサーバーを再起動して、ブラウザをリロードするなんてアナログなことは誰もやりたくありません。ソースコードを変更するだけでそれらは自動でロードされるべきです。

SpringBootの場合はそのライブリロード機能はDevToolsによって実現されます。それではやっていきましょう。

前提

以下がインストールされている必要があります。

  • Chromeがインストール済みであること
  • SDKMANがインストール済みであること
  • Javaがインストール済みであること
  • IntelliJのIDEがインストール済みであること

細かいバージョンは’環境を参照して下さい。

Chromeにプラグインをインストールする

ChromeにLiveReloadのプラグインをインストールして下さい。

Spring CLIのインストール

SDKMANを使ってインストールします。JVM系の言語やフレームワークのインストールは必ずSDKMANから行うと開発では便利ですよね。

$ sdk list springboot
$ sdk install springboot
$ spring --version
Spring CLI v2.0.2.RELEASE

DevTools入りのSpringBootプロジェクトを作る

Spring CLIを使ってDevTools入りのプロジェクトを作り、Spring CLIで起動しましょう。

$ spring init --list
  .   ____          _            __ _ _
 /\ / ___'_ __ _ _(_)_ __  __ _ \ \ \ \
( ( )\___ | '_ | '_| | '_ \/ _` | \ \ \ \
 \/  ___)| |_)| | | | | || (_| |  ) ) ) )
  '  |____| .__|_| |_|_| |_\__, | / / / /
 =========|_|==============|___/=/_/_/_/
:: Service capabilities ::  https://start.spring.io

Supported dependencies
...
| devtools                             | Spring Boot Development Tools                                                                                                                  | >=1.3.0.RELEASE               |
...
| web                                  | Full-stack web development with Tomcat and Spring MVC                                                                                          |                               |
...
$ spring init --build=maven --java-version=10 --boot-version=2.0.3.RELEASE --dependencies=web,devtools springbootdevtool
Using service at https://start.spring.io
Project extracted to '/Users/user/springbootdevtool'
$ cd springbootdevtool/
$ ls
mvnw*     mvnw.cmd  pom.xml   src/
$ ./mvnw spring-boot:run
/Users/user/springbootdevtool
...
  .   ____          _            __ _ _
 /\ / ___'_ __ _ _(_)_ __  __ _ \ \ \ \
( ( )\___ | '_ | '_| | '_ \/ _` | \ \ \ \
 \/  ___)| |_)| | | | | || (_| |  ) ) ) )
  '  |____| .__|_| |_|_| |_\__, | / / / /
 =========|_|==============|___/=/_/_/_/
 :: Spring Boot ::        (v2.0.3.RELEASE)
...

Chromeでlocalhost:8080を開いてみましょう。

Springboot1
起動が確認できました。

IntelliJ IDEAの設定

作ったプロジェクトを自分のIDEで開いて、次の設定をしていきましょう。

Registoryの設定をする

「Help -> Find Action」を開きます。

Springboot6

「Registry」で検索します。

Springboot7

「compiler.automake.allow.when.app.running」にチェックを入れて、「close」します。

Springboot8

Registryの設定は完了です。

プロジェクトの設定をする

「Preferences…」を開きます。

Springboot9

「Build, Execution, Deployment -> Compiler」から「Build project automatically」をチェックして、「Apply」します。

Springboot10

これでプロジェクトの設定は完了です。

動作確認

それでは、ライブリロードされるか確認していきましょう。

LiveReloadを起動する

Chromeの右上にLiveReloadのアイコンがあるので、それをクリックしてLiveRelaodを起動します。

Springboot5

アイコンがない場合は、Chromeのプラグインの設定を見直して下さい。

コントローラーを作って起動する

今回は簡単なRESTコントローラーを作ります。名前はDemoController.javaとして、起動しましょう。

DemoController.javaの内容は以下のです。

package com.example.springbootdevtool;

import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;

@RestController
public class DemoController {

  @RequestMapping("/")
  public String demo() {
    return "Hello, SpringBoot!";
  }

}

IDEで起動します。

Springboot2

ブラウザで開きます。

Springboot3

問題なく表示されました。

起動したままでコントローラーの中身を書き換える

先程のプロジェクトは起動したままで、コントローラーの中身を適当に変えてみましょう。今回は「Hello, SpringBoot!」を「Hello, DevTools!」に書き換えてみます。すると、自動的にビルドされ、プロジェクトが再起動されます。

Springboot11

ブラウザも見てみましょう。

Springboot12

ブラウザも手動でリロードしなくても自動でリロードされ、表示内容が変更されています。

これでDevToolsでライブリロードが実現できました。

最後に

いかがでしたか?ライブリロードを有効にすることで、SpringBootでのWebアプリケーション開発を快適に進めていきましょう。それでは。

環境

  • PC : macOS High Sierra 10.13.5
  • Java : openjdk version “10.0.1” 2018-04-17
  • Spring CLI : v2.0.2.RELEASE
  • Chrome : 67.0.3396.87
  • SDKMAN : 5.6.4+305
  • IntelliJ : IntelliJ IDEA 2018.1.4 (Ultimate Edition) Build #IU-181.5087.20, built on May 16, 2018

カテゴリ : 技術 Tips & Tutorials タグ : devtools, livereload, springboot

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About Author

KD

世界を旅し日本を愛するエンジニア。大学でコンピュータサイエンスの楽しさを学び、日本の大手IT企業で働く中で、新しい技術やスケールするビジネスが北米にある事に気づく。世界に挑戦するための最大の壁が英語であったため、フィリピン留学およびカナダ留学を経て英語を上達させた。現在は日本在住でエンジニアとして働きつつ、次の挑戦に備えて世界の動向を注視している。挑戦に終わりはない。このブログでは、エンジニアやデザイナー向けの技術情報から、海外に留学したい人向けの留学情報、海外に興味がある人向けの海外旅行情報など、有益な情報を提供しています。

https://casualdevelopers.com/

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