
今後流行るプログラミング言語の筆頭はGo言語です。今回は、Visual Studio CodeのGo言語のための設定方法を紹介します。
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はじめに
Visual Studio Codeは人気のGo言語においても十分なコーディング環境が実現できます。しかもプラグインを入れるだけです。それでは、Go言語用の設定方法を紹介します
Visual Studio CodeのGo用設定
前提
以下が完了している必要があります。
- Golangがインストール済みであること
- Visual Studio Codeがインストール済みであること
- Visual Studio Codeの基本的な設定が完了していること
Visual Studio Codeの基本設定は以前の記事を参考にしてください。
プラグインをインストールする
Visual Studio CodeでGoを扱うためにはGo用のプラグインを入れる必要があります。
これでGoファイルを開くと以下のようにダイアログが表示され、「Install」をクリックすることで必要なモジュールがインストールされます。
「GOPATH」はデフォルトで「~/go」になります。
自動フォーマットのための設定
Visual Studio CodeでGoの2種類の設定方法を紹介します。一つは、よくあるファイルの保存時に自動的にフォーマットする設定方法で、もう一つは、ファイルを自動的に保存する設定方法です。
自動フォーマットにする設定は以下です。
{
...
"[go]": {
"editor.tabSize": 4,
"editor.insertSpaces": false,
"editor.formatOnSave": true,
"editor.formatOnPaste": false,
"editor.formatOnType": false
},
"go.formatTool": "goreturns",
"go.formatFlags": [
"-w"
],
"go.lintTool": "golint",
"go.lintOnSave": "package",
"go.vetOnSave": "package",
"go.buildOnSave": "package",
"go.testOnSave": false,
"go.gocodeAutoBuild": true,
"go.installDependenciesWhenBuilding": true,
...
}
設定可能なフォーマッタは「gofmt」、「goimports」、「goreturns」、「goformat」になります。
自動保存のための設定
Goはコンパイル言語のため、ファイルが保存されてコンパイルされた後でないと正しく動作しません。そのため、自動フォーマットの代わりに自動保存の設定をする場合があります。
自動保存の設定は以下です。
{
...
"[go]": {
"editor.tabSize": 4,
"editor.insertSpaces": false,
"editor.formatOnSave": false,
"editor.formatOnPaste": false,
"editor.formatOnType": false
},
"files.autoSave": "afterDelay",
"files.autoSaveDelay": 1000,
"go.formatTool": "goreturns",
"go.formatFlags": [
"-w"
],
"go.lintTool": "golint",
"go.lintOnSave": "package",
"go.vetOnSave": "package",
"go.buildOnSave": "package",
"go.testOnSave": false,
"go.gocodeAutoBuild": true,
"go.installDependenciesWhenBuilding": true,
...
}
詳しくは公式ドキュメントを参照してください。
おまけ
Go用のプラグインのエラーの対処法
MacでGo用のプラグインを使う場合に以下のエラーが発生することがあります。
「could not launch process: debugserver or lldb-server not found: install XCode’s command line tools or lldb-server」
これは、以下を実行することで解決できます。
$ xcode-select --install
デバッグ用のライブラリのインストール
Go言語をデバッグするには「delve」というデバッガーをインストールする必要があります。
VSCode上からコマンドパレッドで以下のように検索します。
「dlv」にチェックを入れて「OK」をクリックすればローカルにインストールされます。
あるいは、以下のようにコマンドラインからインストールすることも可能です。
$ go get -u github.com/go-delve/delve/cmd/dlv
デバッグ方法は公式ドキュメントを参照してください。
最後に
いかがでしたか?これでVisual Studio CodeのGo設定ができたと思います。Go言語のコーディングを楽しみましょう。それでは。
環境
- PC: macOS Mojava 10.14.2
- Visual Studio Code: 1.30.1
- Go: 1.11.4


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