
NPMモジュール内で依存しているモジュールのバージョンが古くなった場合に、Greenkeeperを使って自動的にモジュールのバージョンをアップデートする方法を紹介します。
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はじめに
NPMモジュールを作成して公開してしばらくすると、以下のように依存しているモジュールが古くなっていきます。
これを毎回手動でアップデートしていくのは手間ですが、セキュリティ面などのバグフィックスもあるのでアップデートは可能な限り行いたいことでしょう。
そこで、自動的に古くなっている依存しているパッケージを検出し、アップデートするためのプルリクエストを送ってくれるのがGreenkeeperというサービスです。しかもパブリックリポジトリであれば無料です。
それではGreenkeeperをNPMモジュールのリポジトリに導入していきましょう。
Greenkeeperの導入方法
GreenkeeperとGitHubを連携する
まずは「Greenkeeper」のページに行き、「YOUR ACCOUNT」をクリックします。
「Login with GitHub」をクリックします。
「Authorize greenkeeper」をクリックします。
パスワードを入力して「Confirm password」をクリックします。
GreenkeeperのページにGitHubのアカウントが表示されます。
これで連携が完了しました。
リポジトリを登録する
次に、対象のNPMモジュールのリポジトリをGreenkeeperに登録します。Greenkeeperのページからアカウントをクリックします。
「Repositories」タブで「Greenkeeper installation page on GitHub」をクリックします。
全てのリポジトリを登録することもできますが、今回はリポジトリを選択して登録します。「Only select repositories」にチェックを入れ、「Select repositories」からリポジトリを選択し、「Install」をクリックします。
ダッシュボードにリポジトリ名が表示されます。
これでリポジトリの登録が完了しました。
古くなったモジュールをアップデートする
依存しているモジュールが古くなるとGreenkeeperが検出して、以下のように「Update dependencies to enable Greenkeeper」のプルリクエストが自動的に発行されます。(今回は最初なのでGreenkeeperを初期化するためのプルリクエストも含まれています)
通常のGitHubのフロー通りに「Merge pull request」をクリックします。
すると、マージされます。
Geenkeeperのプルリクエストをマージすると、Geenkeeperのページのリポジトリのステータスが「Enabled」になります。
これで古くなったモジュールがアップデートされました。
最後に
いかがでしたか?これで自作のNPMモジュールで依存しているモジュールが古くなっても自動的にプルリクエストが発行されるようになりました。便利ですね。


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