
AIの流行りと共に人気が出ているChatbotですが、最近ではサービスを使って簡単に作れるようになりました。今回はChatbotサービスであるChatfuelを紹介します。
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Chatfuelとは?
ChatfuelはFacebookメッセンジャーを使ったChatbotを簡単に作れるサービスです。Chatbotは、人とコンピュータがインタラクティブに会話するプログラムのことですね。
Chatbotの始まりは1966年のELIZAと言われており、その後にIBMのWatson、MicrosoftのTay(問題発言で24時間で停止したのは有名な話)などが発表されてきました。最近では、iPhoneのSiriやGoogleのOk GoogleもChatbotです。チャットと言うより音声認識ですけどね。
また、少し古い記事ですが、BUSINESS INSIDERの「Messaging apps are now bigger than social networks」という記事によれば、SNSアプリよりChatアプリの方がアクティブユーザが多いそうです。私の場合はSNSは時間の無駄なのでほとんど見ていませんが、Chatアプリは毎日見ていますので、感覚的にも合っています。Chatbotが流行っているのは当然というわけです。
Chatfuelの始め方
それでは、ChatfuelでChatbotを作っていきましょう。
Facebookのアクセスを許可する
Chatfuelのサイトに行き、GET STARTED FOR FREEをクリックして下さい。
すると、Facebookのアクセス確認の画面になりますので、「許可」をして下さい。
Facebookのページを作る
次に、Facebookのページを作るように促されるので、それに従って進みます。
Facebookページはどれを作っても構いません。
今回は「慈善活動またはコミュニティ」のページを作成します。
ページ名は任意でOKです。「スタート」をクリックしたらページ作成は完了です。
ChatfuelとFacebookページを接続する
後は、「CONNECT TO PAGE」をクリックして、先程作ったFacebookページをChatfuelに接続します。
接続が完了すると、作ったBotのページが表示されます。
自動メッセージを設定する
次に、ユーザの入力に応じて返答するメッセージを設定していきましょう。
最初の挨拶とデフォルトの返答を設定する
右のメニューの「Automate」を選択します。
「Welcome messege」を選びます。
今回は以下のようにメッセージを設定してみました。SuperBotManとは我ながらセンスのない名前を付けてしまいましたが、このメッセージはこのBotが最初に表示するメッセージです。
次に、「Default answer」を選びます。
今回は以下のようにメッセージを設定しました。このメッセージは、ユーザの入力した内容に対して返答が用意されていない場合に、全て使われます。iPhoneのSiriがたまに言う「すみません、何とおっしゃったのかわかりません。」と同じです。
自動の返答を設定する
それでは、ユーザの入力に合わせて返答していくルールを作っていきましょう。右のメニューの「Set UP AI」を選択します。
今回は、デフォルトのグループを使い、日本語での会話にします。右上の言語を「Japnanese」にして下さい。
「ADD AI RULE」でルールを設定していきます。右の「RANDOM」にチェックを入れると、返答のメッセージをランダムで表示することができます。
この調子でいくつか返答を設定してみましょう。
Facebookメッセンジャーで試す
オリジナルのBotができたので、Facebookメッセンジャーを使ってChatbotとして機能しているか確認していきましょう。
右上の「TEST THIS CHATBOT」をクリックします。
すると、以下のようにFacebookログインの画面が出るのでログインします。
その後で、先程の「TEST THIS CHATBOT」のボタンが「VIEW ON MESSANGER.COM」に変わっているので、クリックします。
今度はFacebookメッセンジャーへのログイン画面が出るので、ログインします。
これで、FacebookメッセンジャーのオリジナルBotのページが表示されます。試しに、メッセージを入力してみましょう。
最初のランダムの挨拶で「お疲れ様です」が出てしまったので、少し変な会話になっていますが、想定通りの返答が返ってきていますね。
また、自分のFacebookページの右下にもMyBotのメッセンジャーが表示されていますので、通常のFacebookメッセンジャーと同じように入力できます。
いろいろ設定を加えていけば、SiriのようなChatbotができそうですね。
最後に
いかかでしたか?自分のオリジナルのChatbotを作るのは面白いですし、開発面ではChatOpsに応用することが可能です。ではまた。


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